はじめに|社労士会「開業準備講座」に参加へ
「社労士会のイベントって、実際どんな感じなの?」
『社労士合格後は?』シリーズの第11話です。
この連載では、会社員として働きながら社労士試験に合格し、実務経験ゼロのまま“社労士業務を始められる状態”になるまでを等身大で記録しています。
制度の説明だけではなく、
・合格後、実際にどう動いたか?
・どんな順番で進めたのか?
そのプロセスをひとつずつ辿っていく試みです。
前回の第10話では、
👉 「勤務等(その他)登録に意味はあるのか?」
について、実体験ベースで整理しました。

そして今回書くのは、その続きです。
実際に「勤務等(その他)」登録をしたことで、私は東京都社会保険労務士会の「開業準備講座」に参加することができました。
正直、この時点でも私は、
・すぐ開業したいわけではない
・社労士業務のイメージがあるわけでもない
そんな状態でした。
ただ、
👉 「まずは社労士の世界を見てみたい」
この気持ちはありました。
今回は、
・開業準備講座の内容
・実際に参加して感じたこと
・社労士同士の集まりに初めて参加した感覚
このあたりを、リアルに書いていきます。
これから登録を考えている方や、「勤務等(その他)登録って意味あるの?」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
開業準備講座に申し込んだ理由
この講座に申し込んだ理由は、とてもシンプルです。
👉 「社労士の世界を見てみたかった」
これです。
この時点の私は、
・開業準備が整っているわけでもない
・顧問先があるわけでもない
・実務経験もない
完全に“これからどうしようかな”という状態でした。
正直、
👉 「今すぐ開業したい!」
という気持ちはまったくありません。
ただ、
👉 「副業として使ってみたい」
という感覚はありました。
そして何より大きかったのは、
👉 「実際に開業している先生方の話を聞いてみたい」
これです。
書籍やYouTube、ネット記事でも情報はあります。
でも、
・実際にどうやって始めたのか
・会社員時代はどう考えていたのか
・何に苦労したのか
・どうやって仕事を取ったのか
こういう“リアルな話”は、やはり本人の口から聞いてみないと分からない部分があります。
第10話でも書いたように、
👉 登録したことで、少しずつ情報が入ってくる
ようになっていました。
その中で見つけたのが、東京都社会保険労務士会の「開業準備講座」です。
タイトルだけ見ると、
「いや、開業するつもりはないし…」
とも思いました。
でも逆に言えば、
👉 分からないからこそ、行ってみよう
とも感じました。
社労士登録はした。
でも、その先をどうするのかは曖昧。
だからこそ、
👉 実際に動いている人の話を聞いてみたい
そう思いました。
参加費は、
・講 座:3,300円(税込)
・懇親会:5,500円(税込)
*懇親会は参加希望者のみ
合計8,800円(税込)です。
私は懇親会まで参加しました。
理由はシンプルで、
👉 「せっかく行くなら、話してみたい」
と思ったからです。
今振り返ると、この判断はかなり大きかったと思います。
なぜなら、
👉 “社労士同士のつながり”に初めて触れた日”
になったからです。
開業準備講座の内容|eラーニング+当日講座+懇親会
開業準備講座は、大きく分けると、
・事前のeラーニング
・当日の講座
・懇親会
この3つで構成されていました。
会場は、東京都社会保険労務士会の研修室。
場所は、登録研修会でも行った御茶ノ水ソラシティです。


「あ、またここに来たな」
そんな感覚でした。
第1部|事前eラーニング「社労士の職業倫理」
まず、事前学習としてeラーニングがあります。
内容は、
👉 「社労士の職業倫理」
です。
レジュメも事前に届き、動画を視聴したうえで当日参加する形式でした。
ここは、“開業ノウハウ”というより、
👉 「社労士としてどうあるべきか」
という内容です。
実務のテクニックというよりも、資格者としての土台に近い印象でした。
第2部|当日の講座
当日は、複数の先生方による講義形式です。
内容を細かく書くとネタバレになるので、ざっくり整理します。
① A先生|社労士事務所の経営講座
まずは、社労士事務所の経営についての講座です。
・社労士業界の現状
・開業時の考え方
・事務所経営のポイント
・開業準備 など。
まさに、
👉 「開業準備講座」
という名前どおりの内容でした。
社労士の世界自体は、書籍やネットを通じて知っていました。
ただ、
👉 実際に開業している先生からリアルで話を聞く
これは全く別です。
書籍で読むよりも、圧倒的に具体的で濃い。
「実際にやっている人」がどう考えているのか。
その空気感まで含めて感じられるのは、リアルの場ならではだと思いました。
② B先生|会社員から副業を経て独立した体験談
こちらが、かなり印象に残りました。
会社員として働きながら社労士資格を取得し、副業からスタート。
その後、独立開業へ。
時系列で話していただけたので、
👉 「会社員 → 副業 → 独立」
の流れがかなり具体的にイメージできました。
私は当時も今も、
👉 「せっかく取った資格だから、副業として活かしたい」
という思いがあります。
もちろん、「いずれ開業してもいいかも」という気持ちも心の片隅にはあります。
ただ、現在の会社員の仕事も好きです。
そう考えると、
👉 「まずは副業かな」
という感覚でした。
だからこそ、この体験談はかなり参考になりました。
③ C先生|定年後のセカンドキャリアとしての開業
もうひとつ印象的だったのが、C先生の話です。
もともとは、やりがいを持って会社員として第一線で働いていた。
ただ、
👉 「定年後は違う仕事をしたい」
という思いから社労士資格を取得。
しかも、
・人事労務経験なし
・実務経験ゼロ
そこから独立。
もちろん、こういう方々がいること自体は知っていました。
ただ、
👉 実際にそういう方からリアルで話を聞く
ここに大きな意味がありました。
しかも、誰もが知っている超有名企業で第一線で働いてきた方です。
そういう方でも、
👉 「定年後に別の世界を持ちたい」
と考えている。
これはかなり印象に残りました。
私自身もアラフィフです。
どうしても、
👉 「定年後どうするか」
を考える年代になっています。
だからこそ、
・会社とは違う世界を持つこと
・その世界の話を直接聞けること
これがとても新鮮でした。
そして、
👉 「視野が広がる」
そんな感覚がありました。
④ 座談会|少人数で直接質問できる
後半には座談会もありました。
受講生数名に対して、東京都社会保険労務士会の先生が2名入る形式です。
ロの字で座って、
・自己紹介
・質問
・体験談
を、かなりざっくばらんに話せます。
ここで感じたのは、
👉 「社労士って、思ったより距離が近い」
ということでした。
もっと堅い世界を想像していましたが、実際にはかなりフランクです。
しかも、
👉 「定年後どうするか」
を真剣に考えて独立した先生もいれば、これから同じ道を歩もうとしている受講生もいる。
・定年後は別の仕事がしたい
・定年しても働ける
・社労士として独立したら定年がない
・もちろん自分で仕事を獲得する苦労もある
自分次第ではありますが、社労士という資格の力を感じました。
開業準備講座後の懇親会|社労士同士のつながり”に初めて触れた感覚
開業準備講座終了後は、希望者のみの懇親会です。
会場近くでの立食形式でした。
参加費は5,500円(税込)
私は、最初から参加するつもりでした。
👉 「せっかく行くなら参加しよう」
それだけです。
結果的には、参加して本当に良かったと思っています。
懇親会は、かなり和やかな雰囲気でした。
講義をしてくださった先生方や、東京都社会保険労務士会の運営側の先生方も参加されています。
しかも、
👉 先生方がかなり気さく
なんです。
もっと堅い雰囲気を想像していましたが、全然違いました。
参加者もさまざまです。
・若い先生
・これから開業を考えている人
・会社員を続けながら模索している人
・定年後を見据えて資格を取得した人
本当にいろいろな方がいました。
私は特に、B先生の話をもっと聞きたかったので、
👉 「会社員時代はどうしていたのか」
など、副業時代の話を聞かせてもらいました。
そこで、
👉 「副業開業ってこういう感じなのか」
というイメージがかなり具体的になりました。
さらに面白かったのは、
👉 知らない受講生同士でも自然に会話が始まる
ことです。
最初は完全に初対面です。
でも、
「どんな働き方を考えているのか」
「なぜ社労士を取ったのか」
そんな話をしているうちに、自然と打ち解けていきます。
実際に私も、
・同じ業界出身の方
・副業禁止の仕事をしながら支部活動に参加している方
・同じ支部の方
・社労士の学校MANABIYAに参加していた方
など、何人かと知り合うことができました。
特に、
👉 「同じ支部の方と知り合えた」
これは大きかったです。
当時の私は、登録はしたものの、まだ支部活動には参加していませんでした。
だから、「知っている人がいる」というだけでも、かなり心理的ハードルが下がります。
そして、この懇親会で一番感じたのは、
👉 「周り全員が社労士、または社労士有資格者」
という環境の新鮮さでした。
会社にいると、社労士の方と話す機会なんてほとんどありません。
でも、ここでは違います。
会話の内容も、
・開業
・副業
・支部活動
・実務
・定年後
など、会社とは全く違う。それがとても新鮮でした。
そして自然と感じたのは、
👉 「こうやって社労士同士のつながりを作っていくんだな」
ということです。
しかも不思議と、
・同じ業界
・同じ支部
・同じコミュニティ
など、どこかでつながっている人もいる。
社労士の世界は広いようで、意外とつながっていきます。
この日を振り返ってあらためて感じたのは、
👉 「まず動くことが大事!」
ということです。
頭の中だけで考えていると、何も変わりません。
でも、
・登録する
・講座に申し込む
・懇親会に参加する
そうやって一歩踏み出すことで、この経験を得ることができました。
そして不思議なことに、
👉 一歩踏み出すと、次の一歩も踏み出しやすくなる
これは今回かなり実感しました。
ふと、この本の冒頭に書かれていた内容を思い出しました。
この本の冒頭では、「まず動く 体が先、脳が後」
👉 「やる気が出たら動く」のではなく、
👉 「動くから、やる気や次の行動につながる」
という話が書かれています。
まさに今回の自分がそうでした。
正直、
・社労士として何をしたいのか
・開業するのか
・副業でやるのか
この時点では、まだ何もありません。
でも、
👉 「とりあえず行ってみる」
そうやって動いたことで、
・人とつながる
・情報が入る
・次の選択肢が見えてくる
そんな変化が起き始めました。
資格試験って、「合格したら人生が変わる」と思いがちです。
でも実際には、
👉 合格しただけでは、何も始まらない
とも感じています。
結局、
👉 自分で一歩踏み出した時に、初めて景色が変わる
のだと思います。
この開業準備講座は、私にとって「社労士のつながりに初めて触れた日」でした。
そして今振り返ると、
👉 「考え続ける」よりも、
👉 「まず動く」
その大切さを実感した経験だったと思っています。
まとめ|「勤務等(その他)登録」に意味はあったのか
第10話で、「勤務等(その他)登録に意味はあるのか?」という話を書きました。
そして今回、実際に開業準備講座へ参加してみて、改めて感じたことがあります。
それは、
👉 「勤務等(その他)登録には大きな意味があった!」
ということです。
もちろん、
・業務はできない
・会費もかかる
という現実はあります。
でも、それだけではありませんでした。
登録したことで、
・講座に参加できた
・社労士のリアルな話を聞けた
・実際に活動している人と会えた
・社労士同士のつながりができた
これは、ネットや書籍だけでは得られない経験です。
特に大きかったのは、
👉 「社労士の世界に実際に触れられた」
ことでした。
登録前は、
・どんな人がいるのか
・どうやって活動しているのか
・副業開業って現実的なのか
正直、かなり曖昧でした。
でも、実際に参加してみると、「こういう世界なんだ」という輪郭が少しずつ見えてきます。
そして、その中で自然と、
👉 「次に何をすれば前に進めるのか」
も見えてきました。
もちろん、会場準備講座を受講し終えたこの時点でも、「開業する!」という気持ちになったわけではありません。
でも、
👉 「まず動いてみる」
それには十分意味がありました。
資格を取った直後は、「この先どうすればいいんだろう」と立ち止まる人も多いと思います。
私自身もそうでした。
だからこそ今思うのは、
👉 「完璧に決めてから動く必要はない」
ということです。
まずは小さくでも動いてみる。すると、その先が少しずつ見えてきます。
この開業準備講座は、まさにそんな“最初の一歩”になった経験でした。
次回予告|会社員が副業を始めるときのリアル
次回は、会社員として副業を始める際に考えたことを書いていきます。
・会社への申請
・副業規定との向き合い方
・実際にどう動いたのか
資格を取ったあと、「じゃあ実際どう動く?」という部分のリアルを整理していきます。


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