社労士合格後は?|事務指定講習の通信指導【第5話】

目次

はじめに

「事務指定講習の通信指導って、具体的に何をするの?」

『社労士合格後は?』シリーズの第5話です。

この連載では、会社員として働きながら社労士試験に合格し、実務経験ゼロのまま“社労士業務を始められる状態”になるまでを等身大で記録しています。

制度の説明だけではなく、

  • 合格後、実際にどう動いたか
  • どんな順番で進めたのか

そのプロセスをひとつずつ辿っていく試みです。

今回は、事務指定講習の前半である通信指導について書きます。

実務経験ゼロの方にとっては、合格後プロセスの中でも大きな山場。
これから受講する方の作業量や時間感覚の参考になれば嬉しいです。

前回の記事はこちら

事務指定講習の通信指導とは?

送られてきた課題書には、「適用編」「給付編」に分かれて事例があります。

各事例の設問に従って、実際の届出様式を記入していく形式です。

記入が終わったら提出します。提出目安の記載があり、次の通りです。

  • 1回目:20枚
  • 2回目:20枚
  • 3回目:20枚

合計60枚。

数字だけ見ると淡々としていますが、実際に向き合うと印象は変わります。

事務指定講習に向き合って感じたこと

実際に課題に取り組んで、すぐに気づきました。

「試験で覚えた知識」と「実務として手を動かす作業」は、まったく別物だということ。

テキストもある。
様式記載例もある。

だから「完全に分からない」という状態にはなりません。

それでも、

  • どの欄に何を書くのか
  • 何を根拠に数字を入れるのか
  • 賃金や保険料の計算

こうしたところで手が止まります

試験で見たことのある単語、見たことのある制度。
でも「実際に書類はどう書く?」と問われると、スムーズには書けない。

当然です。実務経験ゼロなのですから。

だからこその事務指定講習。

「知識がある=すぐ書ける」ではない

この現実が響いてきます。

とはいえ、焦る必要はありません。
実務経験ゼロだからこそ、伸びしろがあります!

様式記載例を見て、テキストを確認して、ひとつずつ埋めていく

大事なのは“正解を出すこと”ではなく、「調べ、判断し、記入する

実務の世界を覗いているのです。そして、実務でも分からないことに直面したら、きっと同じように調べていくことになると思います。

事務指定講習の添削は?

提出すると添削が返ってきます。

といっても、簡単なコメント程度でした。先生によって個人差はあるかもしれません。

通信指導の課題には点数はありません

0点だから落ちる、100点を取らないと修了できない、という性質のものではありません。

ただし、

空白が多い状態だと修了できない可能性がある、と言われています。

つまり求められているのは、

  • きちんと考えること
  • 必要な情報を探すこと
  • 自分の手で記載すること

やるかやらないかは、自分のため。

ここで得られるのは点数ではなく、「実務の入口を自分でくぐる経験」だと感じました。

事務指定講習は早く終わらせられる?

案内には「20枚×3回提出」が目安として書いてあります。

私は当然、その通りに進めるつもりでした。

1回目を前倒しで提出し、「次の締め切りまで余裕があるな」と思っていたある日。

SNSで「事務指定講習」と検索してみると、

「全部出し終わりました!」

という投稿を見つけました。

その瞬間、気づきました。

……全部一気に終わらせられるのか。

案内どおりに進めるものだと思い込んでいましたが、分割提出に縛られる必要はありません。

そこからスイッチが入りました。

「やるなら早く終わらせよう」

その後は、仕事と生活のスキマ時間をつなぎながら、一気に仕上げる方向へ切り替えました。

私の進め方

ギアを入れ替えてからは早かったです。

3月中に課題をすべて提出し、4月初旬には通信指導完了。

課題は、ひとつの事例に対して複数の様式を記入します。

そのため、

同じ企業設定の事例は、まとめて一気に終わらせる

これを意識しました。

スキマ時間に少しずつ、というよりも、

  • 仕事後にまとまった時間が取れる日
  • 休日に集中して取り組む

私はこの形式で進めていきました。

課題は「記載例+テキスト」があるとはいえ、記入に迷う場面は多々あります。特に、計算して記入するなどの実務的な場面でも時間が必要になります。

試験勉強中に覚えたはずの知識も、数か月経つと自然に抜け落ちています。

つまり、感覚としては、

・迷います。
・調べても「これですべて合っているか?」と自信は持てません。
・計算に関しても、検算したり時間を要します。

すべてが学びでした。

満点を目指す必要はない

もちろん、実際の届出書類なので正確さが求められます。

実務で書けないと、顧問先など顧客に迷惑をかけますし信用問題になります。

ただし、実務経験ゼロの現段階で、調べながら全問正解というのもなかなかハードルが高いと思います。あくまで現段階において、完璧を求めすぎる必要はないとも感じました。

この通信指導は、

  • 調べる
  • 判断する
  • 記入する

そのプロセスを通じて、将来の自分の土台を作る時間。

もちろん、これだけで実務ができるようになるわけではありません。

実務は書類だけではないでしょうし、生身の人間を相手にすることになるので、解雇やハラスメントなどのシビアな話も出てくるでしょう。そういった内容は事務指定講習の通信指導にはありません。


あくまで基礎的な書類の書き方です。

でも、資格が少しずつ現実に近づいていく感覚はありました。

まとめ

最後の課題を投函したとき、正直ホッとしました。

「まずは通信指導が終わった」という安堵感。

そして、eラーニング講習まで少し時間があるので、ひと息つける。

そんな感覚でした。

▶次回予告|事務指定講習:eラーニング講習

次はいよいよ、7月〜9月のeラーニング編です。

こちらも、私は早めに終わらせて登録につなげました

その具体的な動き方を書いていきます。

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